英語科の指導方針【京葉アカデミー 流山おおたかの森校】
みなさんこんにちは。
流山おおたかの森校の藤原です。
今回は、おおたかの森校英語科の紹介をいたします。
科目ごとの詳細な指導方針をお伝えする機会は少ないため、本記事で当校の生徒さんや保護者の方々はもちろん、これから塾を検討する方々にも、私たちの指導を知っていただければ幸いです。
はじめに、千葉県立入試における、英語の重要性を説明いたします。
当塾の過去3年間の卒業生の成績と受験結果を振り返ると、上位校(偏差値55以上)に合格した生徒さんはほぼ全員、英語で高得点を取っていました。対して、英語が不得意だった生徒さんの入試本番の点数、結果は厳しいと言わざるを得ませんでした。
県立入試の内容や、科目ごとの性質ですが、国語は記述があり満点を取りにくい、数学は正答率数%の超難問が数題ある、理科社会は直前の知識の詰め込みの側面がある、一方で英語は時間をかけてしっかり勉強した生徒が高得点を取れるよう作成されています。
ですから英語が得意な生徒さんは概して他教科も良くできています。トップ校に合格した生徒さんでさえ、苦手な科目はありましたが、英語ではありませんでした。英語ができることが、上位校合格の必要条件と言えるでしょう。
それでは、当校英語科の指導目標です。
- 入試で英語を得点源にする
- 高校進学後も通用する英語力の基礎をつくる
1点目は上記の英語の重要性からです。2点目は、当校当科の指導理念に関わりますが、今日の高校入試対策といえば、ひたすら問題を解いて似たような問題が出題されることを期待する勉強、指導がはびこっています。しかし根本が分かっていないから次の問題はできない、だからもっと演習問題を解く。これは生徒さんにとって非常に不幸な状況です。
とにかく英語の原理原則を理解しましょう。そのうえで覚えなければならないことだけ覚える。そして十分な演習を、しっかり身につくやり方で行う。この理念のもと、当校当科では以下のように授業をしております。
【文法】
高校英語にスムーズにつながるよう、文構造を意識した指導を行っています。(高校の先取りではなく、あくまで中学レベルで理解できる範囲で)
【読解】
精読を指導しています。高校入試レベルでは、「読んで訳せれば答えが出る」ため、しっかり本文を読み込み、1つの文章題を完璧にするよう伝えています。
【リスニング】
授業では、ただネイティブの発音をたくさん聞いて慣れる、ことのみを目的としているわけではありません。音のつながりや強弱、どうしても聞き取りにくい音や注意すべき発音を説明します。感覚的に聞き取れる、ではなく、いかに聞き取るかの姿勢です。
当科の授業を受ける生徒さんは、初めはついてくるのに精一杯です。こちらもそれは承知の上ですが、なんとか食らいついてきてもらいたいです。高校では文系理系いずれに進もうと英語は必要ですから、英語が得意だと非常に有利です。
当校には、よく卒業生が遊びに来てくれます。「世界史覚えること多すぎ…数学や物理は、やっぱり難しい…英語は、それほど(塾のほうが難しかった!)」という声もちらほら聞こえます。高校の英語についていくのにも相当な努力を要しますが、こう言ってもらえると私たちも非常にうれしく思います。
そして、今年のおおたかの森校の3年生についてです。
通常、3年生になってからはみんなが勉強するため、(よっぽど勉強していなかった生徒以外は)偏差値を上げることは非常に難しいです。ですが今年の生徒さんたちは、4月から偏差値を上げた生徒さんがかなりいます。当初より数ランク上の志望校に手が届きそうな生徒さんもいます。受験生はもちろんのこと、私たち講師陣も、より一層頑張っていきたいと思います。
写真は、今年度の冬期・直前講習の問題集です。表紙は「これからたくさんの知識を身に付ける」という思いを込めて、シンプルなデザインとしています。