高校数学の案内 【京葉アカデミー 牧の原校】
こんにちは
牧の原校の石川です
牧の原校では我々講師陣が高校数学の授業を行っています。今回は新学期に向けて簡単に概要を説明したいと思います。
<数学IA>
「一般教養としての数学力」を目指して講義します。文系理系を問わず、また少しでも数学に興味が持てるように実際の社会の中でどのように利用されているかの説明も加えて興味が持てるような授業を心がけていくつもりです。
数学は決して理系のためにあるわけではないことを知って貰いたいと思います。
<数学IIB>
文系であっても、国公立受験などでは必須となります。特にセンター試験に耐えうるだけの数学的思考力と計算力を養うための講義を行っていきたいと思っています。
また、問題演習を積極的に行い、文系であっても数学受験が出来るような内容にしていきます。
ただ講義を行うだけでなく、どうしてそのような分野を学んでいくのかを説明し、数学が楽しくなるような講義を目指します。
<数学III>
基本的に旧帝国大学、難関私立大学の数学入試問題が解けるようになることを目指します。
また現代科学でどのように数学が使われているかを導入で紹介し、その後に問題へアプローチします。
後半では、入試問題演習を積極的に行い、解答よりも問題へのアプローチに重点を置いて、いざというときに力業で解決できるような知識の習得を目指します。
以上が簡単ですが概略となります。
より詳しい内容が知りたい方はここでシラバスを公開していますので参考にして下さい。
また、3月には紹介を兼ねてセミナーを開催する予定です。
さて、数学は幅広い分野に使われています。特に現代科学では、物理学、及び経済学に用いられています。
物理学は天体の動きから粒子の振る舞いまで、経済学はGDPから経済活動の決定まで、と内容は違えど、どちらとも数学を基礎として演繹されます。
数学を学ぶのは何故なのか。名前を忘れましたが英国の元教育相は答えています。
「我々の社会がXやYで作られているからだ」
まさにその通りです。
現代の科学技術はすでに人一人が学べる量を大幅に上回っており、誰一人とて現代の科学を完全に理解している人はいません。
しかし、誰もが知ろうとしなくなった瞬間、科学技術は失われ、原始時代に戻ってしまいます。
そうならないようにするためにも、科学の基礎たる数学を知っておくことは非常に重要ではないでしょうか。
大学に行く理由はそれぞれだと思います。
しかし、大学を出てその先を考えたとき、数学は世界的に非常に重要視されます。
残念ながら日本ではあまり重要視されていませんが、世界では数学が出来ることがエリートの条件でさえあります。
今後日本がグローバル化を目指していくならば必然的に数学が必要になるでしょう。
そういう意味でも「文系だから」という理由だけで数学を諦めるのは少々情けないのではないでしょうか。
是非とも文系の方にも学んで貰いたいと思います。
Mathematics exists solely for the honour of the human mind.
数学は人類の精神への栄光のためにある
Carl Gustav Jacob Jacobi