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なぜ勉強するのか【京葉アカデミー七光台校】

京葉アカデミー七光台校の横山です。

七光台校では先週末で通塾するすべての生徒が定期テストを終えました。あとは結果を待つばかり。いい結果をもってきてくれることを期待するばかりです。

ところで生徒からこんな質問をされることがあります(厳密には愚痴といった方が適切かもしれませんが)。

「先生、社会の授業で歴史をやるけど、そんな昔のことを勉強して何の役に立つの?」

「数学なんて大人になったら使わないのに何で勉強しなくちゃいけないの?」

確かに縄文時代とか江戸時代とか、古い時代の出来事を学んでも、今の生活様式とはまったく違うので直接役に立つことはなさそうです(もちろん知識として知っているれば、知らないよりも人生が豊かになる面はあるでしょうが)。

また実生活で数学自体を使う場面などまずありません(数的なものを扱う場面ではその知識は要求されますが、とはいっても高校で習う微分・積分などを日常生活で用いることはないですよね)。

ではなぜ勉強しなくてはならないのか?

私は「問題解決能力を身に着けるために勉強するんだよ」と答えています。

社会で生きていくためにはさまざまな判断を求められることがあります。

たとえばAという判断をしてみたところ行き詰ってしまった。それではBという方法はどうだろう?またはほかの方法はないだろうか?これって数学を解く際にいろいろと試行錯誤をするのと似ていますよね。また仕事をする上で必要な知識を絶えず身に着けていかなければなりませんが、物事を覚える作業は社会科の勉強と同じです。

つまり社会に出て直面するいろいろな問題を解決するための能力の基礎を、教科書を使いながら学校で学んでいるのです。

生徒のみなさんは各自、得意な教科があったり苦手な教科があったりするでしょう。苦手な教科、嫌いな教科を勉強するのはとても苦しいということは私も理解しているつもりです。でもどうか最初から諦めないでほしい。何度も違う角度から考えて挑戦してみてほしいのです。仮に今の学校の成績につながらなかったとしても、ここで努力した試行錯誤は必ず将来を生きるときの力の糧となるはずです。

通塾している生徒の成績アップに寄与するのは当然ですが、その指導過程で諦めずに試行錯誤する忍耐強さも育んでいくよう努める所存です。

(横山)

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