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教室日記

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間違い直しが大切な理由 ~試験本番で高得点を取る方法~ 【京葉アカデミー 牧の原校】

さて、今回は学習方法について話題にしたいと思います。

具体的には、問題演習や試験の後に行うべき、間違い直しについてお話しいたします。

学習は、

理解・暗記(インプット) ⇒ 問題演習(アウトプット)

が基本です。

どちらもとても大切なことですが、京葉アカデミーでは、問題演習をたくさんしてもらいます。

その心とは?

「実践力」を高めるためです。

これは後々、お話をしていくことになりますが、問題演習において最も大切なこと、それは全ての問題を解き終わり、丸付けをした後の「間違い直し」です。  

なぜか。

その理由とやり方についてお話していきます。

間違い直しの重要性

★同じ問題、似たような出題で間違わない。

受験や試験では、大切なことが出題されます。

出題者(先生)の気持ちになって考えてみてください。

覚えておくべきこと = 必要があること = 大切なこと

なので、何度も繰り返し出題されます。

すると、出題パターンは似通ってきます。

このパターンを身に着けると、点数を取れるようになります。

★出題パターンを知ることができる。

上記のように、パターンがわかると、問題演習をこなすにつれて問題内容(出題)を意識するようになります。

自分の頭の中にパターンがたくさんたまっていくと、その型にはまらない問題が出てきたときに意識します。自分の中にないパターンの問題を間違えたら、きちんと直し、その問題をまた1つのパターンとして自分のモノにします。

★できているところと、できていないところを分けることができる。

試験において、点数は取りたいものですよね?

すると、試験が迫ってきたとき、できていることではなく、できていないことに目を向ける必要があります。

間違い直しに取り組む前の大前提

★まず自分で!

試験本番は誰も助けてくれませんよね?

間違い直しは試験をイメージしてまずは自分で頑張ってみましょう!

どうしてもわからない問題が出た場合、学習塾の出番です。

科目を担当する講師に聞いて、わからないことを解消しましょう!

さて、次は

間違い直しの方法

についてお話ししてまいります。

☆間違えた問題は、テキストや問題用紙の問題番号に×を付ける。

重要性のところでもお話ししましたが、できているところとできていない

ところを分けて、できていないことに取り組みます。

その、「できていないところ」を明確にします。

ちなみに、このやり方は逆でも構いません。

☆正解した問題は、テキストや問題用紙の問題番号に印を付ける。

再度、同じテキストに取り組むとき、正解したものなので、もう一度解く必要がありませんね。

☆(できれば、)専用の用紙を用意して、問題番号からしっかり書きましょう。

模擬試験や、過去問題の直しをするときは、解答用紙の狭い範囲に書くのではなく、専用の用紙を用意して、何に取り組んだのかわかるように、問題番号を正確に書きましょう。

用紙は専用のノートを作ったり、ルーズリーフを活用しましょう。

☆科目ごとに間違えたところを色ペンでわかるようにする。

これは問題用紙、自身の間違い直しの両方に行います。

たとえば数学なら、総合的な問題で、何に気づけなかったのか、何を間違えたのかを知ることができます。

計算ミスなのか、図形的なポイントに気づけなかったのか、など。

すると、同じような問題では、間違えたポイントを意識して解くことができるようになります。

☆(選択問題)答えだけ書くのではなく、正しい理解できるように正しい答えを書く。

例)テストで“ア”と書いたら、正しい答えは“イ”だったので、イを書く

・・・これは全く無意味です。時間の無駄です。

こんなことをするなら、ユーチューブを見る時間に充てたいですね。

自分の身になるように間違い直しするためには、

—–

問 脂肪の分解にかかわる胆汁について正しく述べられているものは、次のうちどれか。

解:イ 胆汁は、肝臓でつくられたあと、胆のうにたくわえられる。

脂肪の分解を助ける胆汁は、肝臓でつく垂れたあと、胆のうにたくわえられる。

—–

と書きましょう。

☆【数学・理科など】計算問題

まずは解説を読み、理解しましょう。

そして、何も見ずにもう一度解きなおします。

そこでまた間違えたら、また解説を読み、解きなおしましょう。

それでもどうしても、解けない場合は、

解説を横に置き、丸写ししながら、解いていきましょう。

数学は、問題と途中式を必ず書くようにしましょう。

どこを間違えていたのか、わかりやすくするためです。

—–

問 ある数を2倍して18を加えた数は、元の数を5倍した数に等しい。ある数を求めなさい。

解 2x + 18  =  5x

  2x – 5x  =  -18

     -3 x      = -18

     x     =  6     ある数とは、6である。

—–

問 次の2つの直線の交点を求めなさい。(一次関数)

①  y = -2x + 1     ②  y = 3x – 14

解 ①と②の式を連立方程式で解く。

  -2x + 1  = 3x – 14

  -2x – 3x = -14 – 1

      -5x  = -15

          x   =  3

—–

社会で時差の計算や、選挙の当選人数を計算する計算問題があります。

これも問題と解答、計算式を正確に書きましょう。

—–

問 東京が5月5日午前9時の時、ニューヨークは何月何日何時か。

解:5月4日午後7時

東京は東経135度、ニューヨークは西経75度

135(度) + 75(度) = 210(度)

210(度) ÷ 15(度) = 14(時間)

ニューヨークは日本より、時間が遅いので時刻を戻す。

よって、5月5日午前9時から14時間戻して、5月4日午後7時

—–

※問題集によっては、解説に「与式」と書かれていますが、これは問題の式のことを言います。

同じことを繰り返し書いて、見づらくなることを避けるために、「(与式)=・・・」と書くことで省略しています。

☆【英語】間違えた問題は、文章を正確に書く。

英語は文法を抑えることは受験においてとても重要です。

理解できているか確認をされるために、選択や穴埋めで単語を聞かれたり、整序作文で語順を問われたりします。

そこで、きちんと文章の理解をするために、どんな問題も直しは英文を書くクセを付けましょう。

—–

問 空欄に当てはまる語を書きなさい。

私の妹は料理がとてもじょうずです。(現在の文)

My sister(   )very well. 

解:My sister cooks very well.

※ cooksだけ書くのはNG

—–

問 日本文に合うように()内の語句を並べ替えて、正しい英文にしなさい。

私はたいてい夕食前に宿題をします。

( do / before / my / dinner / homework / usually / I )

解 I usually do my homework before dinner.

—–

いかがだったでしょうか。

わからないことを解消するために、試験本番でできるようにするために、行う間違い直し。仮に全く同じ問題が出た時に間違えたら、意味がありません。

自分でやってはみたけど、わからない・・・。

そんなときは教室に来て、講師に聞きましょう!

塾を徹底的に活用してください。

いつの間にか、できなかったことができるようになって、解けなかった問題も

解けるようになって試験で前よりハイスコアを取っている。

勉強を難しく考えず、楽しいことや日常生活に置き換えてみてください。

例えば、部活動や習い事に置き換えて考えてみましょう。

野球、バスケットボール、水泳、書道など、できるだけ正しいフォームで同じことを繰り返しますよね?

また、柔道や空手はを身に着けるために、意識しながら何度も同じことを反復します。

ゲームは好きだから、クリアするために何度も同じことを繰り返しますよね?

スマホの使い方も、慣れるまでは、同じ操作を何度もするはずです。

では、試験を部活動や習い事で置き換えてみましょう。思いうかべてみてください。そう、試験は試合や大会、発表会です。チームスポーツなら相手を研究して、弱点があればそこを狙って点数を取りに行きます。

ここも勉強も同じです。

まずは、試験内容を勉強し、点数が取れるポイントをつきます。

ただ、これは生徒様個人で行うのは難しいと思います。

そこで、我々学習塾の出番です。

京葉アカデミーでは、アーカイブした中学校の定期テストの過去問を研究して、テスト対策の授業で取り扱っています。

テスト対策の授業では、数年分の過去問題から、頻繁にテストに出る用語や計算式を生徒の皆様に解いていただき、解説します。

また、同じ範囲を宿題として、問題演習していただきます。

つまり、パターン(フォーム・型)を身に着け、ポイント(弱点)を狙っていきます。

これが「実践力」養成なのです。

インプットばかりしていては、実践力を高めることはできません。

敵(問題)を知り、点数を取るため、戦略(勉強方法)を練る。

最近の受験問題は、これまでの「知識詰め込み型」から「知識活用型」に出題傾向が変わってきています。例えば数学の記述式問題。これは知識を備えて問題を解けることはもちろん、思考力、表現力も試されています。

知識編重型の学力から、知識を使いこなす運用能力を試されているといえます。

「東大なんて簡単だ!」なんて簡単には言えませんが(笑)

これからは、知識を備えてうえで、その知識を活用しながら「自分で考える力 = 思考力」が試されることになるでしょう。

さて、長々と記してきましたが、勉強で大切なことは、日常生活にも必要な「整理整頓」です。

部屋でいうと、「大切なもの」をどこにしまうか、「よく使うもの」をどこに置いておくか考えますよね?また、この条件をどちらも満たすものは、どうすれば傷つけることなく、使用できるか考えますね。

私は最近、PS5を手に入れたのですが、出しっぱなしにしておくと、子どもに触られてしまうので、毎回箱にしまっています(笑)

早く気軽に遊べるように整理するところを考えています。

勉強も同じものだと考えてください。

長々と話してきましたが、いかがでしょうか。

試験は学校で行うものに限りませんよね?

検定試験や資格試験も勉強法は同じです。

皆さんがすこしでも良い結果を残せるように、引き続き、全力でサポートしてまいります。

次回は「なぜ勉強するべきか、した方が良いのか」という話題でお話しいたします。

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