School Days

教室日記

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夏休みに一年先まで。 【京葉アカデミー牧の原校】

先日、日本医大駅前で小学生の送迎生徒を車の中で待っていたら、一台の路線バスがロータリーに着きました。誰か教え子が降りないかと期待していたら、長身の男子生徒が一人降りて来ました。着ていた渋谷幕張高校の制服で、3年前卒業したO君だとすぐわかりました。少し話をしようと車を降りると、生徒もすぐ私に気づき、「こんにちは、久しぶりです。」と笑いながら、中学生の頃と変わらない礼儀正しい挨拶をくれました。その笑いは、塾に通っていた頃『会うと必ず喝を入れられる』という昔を思い出したかのような苦笑いの混じったもので、「昔のままだな」と、私も笑いながら、「受験勉強頑張ってるか?志望校は、○○大学の◆科◆類か?」と、昔と同じ厳しいトーンで、いきなり訊きました。「はい、◆◆です。予備校も通って頑張ってます。」と、受験勉強を心底楽しんでいるかのような明るい返事に、「どんな問題集やってるんだい?」とバッグを借りて、難問ばかりの問題集が入っているのを予想しながら開けて見せてもらうと、意外にも基礎レベルが多くて驚きました。それらは全て自分で基礎固めに使っているものだと言われて納得しました。

彼が中学生だった頃、基本事項は全て事前に自分で固めていました。特に数学は、一学年以上先の問題集を自力でやって来ていました。なので、集団授業では、もっと速く正確に解く方法や、付随する関連事項をまとめて完全に覚えきる、といった仕上げレベルのことを実行できる余裕があったのだと思います。又、個別授業では、自力では解けない応用レベルだけ質問して、本当に効率よく塾を活用できていたと思います。残念ながら、最近このような生徒はほとんどいません。事前に先の単元をやっておくことの効果は絶大なので、この夏休みを利用して、英語と数学を一年先、少なくとも半年先まで基礎固めをしてほしいと思います。

(小林)

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