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教室日記

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合格を目指して 【京葉アカデミー 牧の原校】

こんにちは、牧の原校の石川です。

さて、いよいよ大学入試本番が近づいてきました。みなさんは追い込みで時間が足りないと思うかもしれません。スタッフ一同応援していますが、我々の話に耳を傾けるのも煩わしく思っているかもしれません。私もそうでした。

なので皆さんが信じる方法で突き進めてください。

 

ところで皆さんは「世論」の読み方が二種類あることを知っていますか?

「ヨロン」と「セロン」です。

ヨロンとは世の中で議論を交わし形成される意見のこと、セロンとは世の中での感情的な意見のことです。

嘆かわしいことに近年の日本ではセロンばかりが目立ちます。例えば選挙の投票調査は「ヨロン」調査と呼ばれますが、正確にはセロン調査です。言葉すらも変わってきてしまっている現状に果たして何人が気がついているでしょうか。勿論言語ですから時代と共に移ろいゆくのは致し方がありません。しかし、意味も理解せず、理解しようともせず流されていくのは愚衆がすることであって、その愚衆政治がどうなったかは歴史が証明しています。皆さんには自分の意見を持ってきちんとヨロンを形成できる人間になってほしいと思います。

そのためには学問を身につけなければなりません。福澤諭吉もおっしゃっていますね。大学とは、そのような議論をするために必要な前提となる「一般教養」を必修に課しているところも多いです。例えば東京大学では学部1年と2年は全員必修として一般教養を学びます。

さて、今年受験生でない皆さんはそろそろ進路を考える時期かと思います。なので今回は、皆さんの考えるきっかけになれればいいなと思いいろいろ話そうと思います。

まずはじめに皆さんはどのような目的で大学に行こうと思っていますか。勿論、就職のためでもかまいませんし、自分の学びたい分野を後先考えず突き詰めたいでもかまいません。かくいう私も経済学をさんざんやりました。

大学ではその分野の最先端に触れる機会が多いと思います。好奇心が刺激され、おもしろく感じる物も多いです。しかし、大学には授業がもちろんのことながらあり、勉強をしなければなりません。レポートに追われたり、発表の資料作りに徹夜をしなければならないこともあります。学ぶと言うことはそれだけ大変なのです。なので決して「楽そうだから」という理由で志望校を決めないでください。それでは折角の4年間で何も得られることがありませんし、入ってから後悔することにもなります。

今はまだ漠然とした考えでもかまいません。興味のある分野を考えてみるだけでもかまいません。その思いついた、考えた分野を調べることから始めて下さい。調べる手伝いは我々も協力を惜しみません。思った疑問をぶつけてくれてもかまいません。

考えてください。そして必要になったら議論してください。口に出したり紙に書き出したりして自分の道を考えてみて下さい。その一歩が大事です。

Let him who would move the world, first move himself.

世界よりも、先ずはじめに自分を動かせ Byソクラテス

(石川)

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